以前と比べて、午前外来では杖歩行、押し車、車いすを利用している患者さんがめっきり増えました。

体調が悪くなった時、歩行状態が不容であると外来に来ることもしんどくて必要な医療処置が受けられず困っておられます。

在宅支援診療所でもある当院ナースは、本間先生が診療した患者さんのみ訪問看護が行えます。『みなし訪問看護』といいます。

かれこれ40年以上前になるのでしょうか？昔、祖母が体調を崩し、町のかかりつけ医がお家にいらして、その後しばらく、看護師さんが状態観察と点滴をしに訪れて下さりました。この時代にすでに在宅医療はあり、祖母が日に日に元気になる姿をみて、感銘を受けた記憶があります。このような『絆（リアン）』がある医療の原点を忘れずに、在宅医療の一助の功になれればという想いで、『本クリのつなぐナース』を始めています。

出来る範囲で、ゆっくりと稼働いたしました。先日は、訪問の帰りに外来帰りの患者さんからお声をかけられて大変嬉しく思いました。私が幼い時抱いたような心に残る、温かな看護を目指して努めていきたいと思っています。